企業概要

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岩手の「財産」は無形の資本

褐F谷印刷 代表取締役 会長  熊谷 孝(故人)

地方の出版は、ベストセラーを狙う大手の出版とは性格から異なり、収益面ばかりでなく、多くの制約があります。それなのに、当社では出版活動を続け、刊行数は400点にのぼりました。

昭和25年の創業当時、盛岡市内には印刷会社がいくつかあり、後進の伸びる余地が少なく、間隙をつくものは何かと考えていましたら「本だ」と、ひらめくものがありました。

「岩手県職員録」、「近代食生活への道」 (鷹觜テル著) などが初期のもので、33年発行の「岩手の重要犯罪」(岩手県警察本部編) は、私の出版活動に、大きな示唆を与えてくれました。同書は、犯罪防止を狙ったドキュメントものですが、週刊誌が取り上げた為、全国から大量の注文が舞い込みました。出版の基本戦略は、企画、タイミング、特にPRの重要なことを痛感しました。

47年、悲劇の女優岡田嘉子の半生をまとめた「終わりなき冬の旅」 (工藤正治著) が双葉社から出版され、一躍ベストセラーとなりましたが、実は、その前年、同じ内容のものを当社が出版していました。そのまま全国の流通ルートに乗せることも考えましたが、それには相当の危険を覚悟しなければなりません。熟慮した末、本来の印刷業に戻り、印刷、製本だけを請け負うことで双葉社と話し合いがつきました。新聞には「名を捨てて実をとった」と書かれたりしましたが、ここでも出版活動の在り方を仕事から教わりました。

印刷業にとって、書籍の製作は、中央との技術競争でもあります。作品効果が上がれば直接の利益が少ない場合でも、企業イメージがアップし必然的に本業にメリットが生じます。

良書は、岩手の「財産」であり、当社にとって無形の資本の蓄積でもあります。当社の出版物で、頭に「岩手の――」が多いのは、そうした考えからで、この出版に対する考え方は、今後も崩さないでいこうと思っています。

会社概要

株式会社 熊谷印刷
資本金・・・・1,000万円
代表者・・・・熊谷 明
 
本社・・・・〒020-0015 岩手県盛岡市本町通3丁目5-8
TEL・・・・019-653-4151
FAX・・・・019-654-0435
メールアドレス・・・・eigyo@kumagaiprint.com
 
東京・・・・〒102-0071 東京都千代田区富士見1-5-3
NTハイム富士見206号
TEL・・・・03-3262-8217
FAX・・・・03-3262-8217

沿革

創業昭和27年4月
設立昭和30年4月
昭和38年  東京へ進出、出版物を受注
昭和52年  東京営業所を開設
昭和55年  現社屋・工場を竣工
昭和60年  創業30周年に「全国自費出版展」開催
平成14年  「報道にみる出版部50年の歩み」刊行

アクセス

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